『おいしい珈琲を自宅で淹れる本』

富田佐奈栄

主婦の友社

2012年12月発売


例えば、ペーパーフィルターを濡らすか濡らさないか。一見したら決まりきった単純な動作しかないハンドドリップだと思っていたけど、人によってそれぞれ、こだわり、流儀、思い込みが山ほどあることが実際にやってみてわかった。ブラジルのコーヒーがエチオピアのコーヒーに変わるなんてことはない。それをしたかしないかで何が変わるのかは正直、本人くらいにしかわからないかもしれない。ただ、その違いに何となく気づけた時の喜びといったら…!それは確かに自分もわかる。

 

笠岡の「池田成章堂」で購入。内容はいたって正統派。コーヒー豆に関する知識、器具の紹介、コーヒーの抽出方法。これ一冊で基本的なことはすべてまかなえると思う。ただし、コーヒーは自由な飲み物。だから、この本が絶対という訳ではおそらくない。ここからいろいろ比較、試すための大まかなラインを引くことができた。キャラメルワッフルやマシュマロ、ジンジャーエール。後半に自分のまったく知らないコーヒーを使ったアレンジレシピがたくさん載ってるのは素直に嬉しかった。これでまた違う深みにもハマることができそうだ。

 

 

『本の街あるき 2017年6月 ❷』