『じつは、わたくしこういうものです』

クラフト・エヴィング商會 

平凡社 

2002年2月発売


「神戸の残り香」と同じく、こちらも神戸は灘にある「古本屋 ワールドエンズ・ガーデン」で。以前ネットで見かけたことがある本だったんだけど、作者のところに表記されているクラフト・エヴィング商會。この名前がなんなのかよくわからない。海外の作者なのか何なのか…「月光密売人」「白シャツ工房」「バリトン・カフェ」。中を読んでみてもちんぷんかんぷんだったけど、とにかく面白そうなので購入しました。 

 

あとがきから読む。同じく神戸は元町にある「書庫バー」でお話しさせてもらった方が言われていた読書法。その流れで読む前から真相は一気に解けた。以前、雑誌「太陽」に連載していた企画。思わずツッコミを入れたくなるような職業もあれば、現実の世界で実際にビジネスとしても成立しそうな職業もあったり、とてもユニークな内容でした。帰ってから調べたら、クラフト・エヴィング商會は作家、吉田篤弘さんと奥様である装幀家、吉田浩美さんによるユニットなんだそう。読書メーターで子供に人気だった本と教えてもらってすごく納得。なるほどな。