『マダムだもの』

小林聡美 

幻冬舎 

2005年6月発売


「サボテンのおなら」の感想でちょこっと書きましたが母、まだ小林さんの本をほかに持っていた。たくさんエッセイ出されているんですが七作目?個人的には何の脈略もなくメキシコ旅行のことを振り返る「サボテンのおなら」よりずっと、とっつきやすいエッセイでした。 

 

五年目の結婚記念日をオットである三谷幸喜さんとニューヨークで迎える計画を企てた「結婚記念日問題」からエッセイはスタート、面白い出だし。しかし、話の中盤からでてくる一匹のアニマルの登場によってエッセイの様相は一気に変わっていく。マダム小林&オットの元にやってきたラブラドールレトリバーの「とび」。家にやって来たとき、長旅の車酔いでいきなりのゲロまみれのエピソードからおかしかったんだけど、その後もでてくるでてくるとびの爆笑エピソード!「興味のないヒト、ごめんなさい。」、小林さん謙遜していたけど、いやいや!自分は後半とびの話に期待しまくりでした。散歩がうれしくて「ケケケケケ」とナゾの笑いを続ける犬…ぜひ一度お目にかかりたいものだ。