『平翠軒のごちそう宝箱』

森田昭一郎

小学館

2017年2月発売


灯台下暗し。ミラクル地元。倉敷、美観地区の中にある「平翠軒」。その存在に突然気付いて慌てて通うこと数回。店に行く中で気付いたことがあるので、僭越ながらアドバイスしておきたい。それは店内の中に入るやいなや、自分の理性が完全に吹き飛んでしまうということ。ぼんやりあれを買おうと思っているくらいでは、目の前に次から次へと現れる旨そうなごちそうにあっという間に目を奪われて、買おうと思っていたとしても見つける前に忘れてしまう。そして店を出た後にいつも後悔する。いろいろ買い忘れていたものがあったけど、本はカウンターに置いてあったから忘れずに購入できた。珍しくカードで購入。懐具合の心配もここに入れば忘れてしまうという狂喜。

 

「平翠軒を切りとって東京へもっていったらどうだろうか」。ギンザシックスにも出店を果たした平翠軒。本は前著「平翠軒のうまいもの帳」のさらなるアップデート版。相変わらず自信たっぷりに、旨そうなものを次から次へと登場させてくる。実際に森田家の食卓にも並んでいるというから、食べ方に関しても迷うことは一切なし。今回も気になる食材をいくつも発見。今度はもう本を持って店の中に入っていく。

 

 

『本の街あるき 2018年10月 ①』