井崎英典
ダイヤモンド社
2019年12月発売
めんどくさい世界に足を踏み入れた。ちょっと気になってのぞいてみたら。毎日淹れて毎日飲んでいるんだけど、コーヒーの淹れ方というものに飽和状態がやってきてしまっているような気がする。極めたわけでもないのに。ワールド・バリスタ・チャンピオン、井崎英典さんの著書。すぐにワンクリックしていません。ちゃんと数店舗の本屋を回って買おうと思ったけどなかった。なかったから、アマゾン・キンドルで購入。
ユーチューブをザッピングしていたら「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」なる動画を発見したので、当然のごとく視聴。そしたら、いいなと思ったところで、まんまと本の宣伝に誘導された。動画でも一通りのコーヒーの淹れ方を見せていたから、これ以上なに話すんだろと、疑心暗鬼な自分の心そのままに読んでみたら…全然胡散臭くない…むしろ誠実。むしろ気になっていた抽出の疑問を全て解決してくれる画期的な一冊だった。この世界特有の美学や哲学を極力排除したシンプルな構成。ここをきちんと押さえてから摩訶不思議なコーヒーの世界に戻っていけばいい。疑ってしまってすいませんでした井崎さん。これからはドリッパーきちんと揺らそう。