『珈琲女子』

ムック

旭屋出版

2017年4月発売


単純接触効果。それは人間だけじゃなくて、本にも当てはまる。倉敷「廣文館」で購入。店に行くたびに何度も見かけてはパラパラ立ち読みするたびに、次第にこれは自分が買わなければという使命感に駆られてしまっていた。「コーヒー好きでポジティブ、アクティブな女性たちを親しみを込めて「珈琲女子」と名付けました」。……よーし、とにかく読もう。

 

「コーヒーの体験を通して、コーヒーの楽しみを広げ、ライフスタイルを豊かにしたい」。おしゃれな飲み物だと思うけど、本はさらに珈琲女子に向けて発信しているから、さらにおしゃれの度合いが高い。お菓子と一緒に、チーズやチョコレートと合わせたり、カクテルにしてみたり。コーヒーの世界で生き生きと働く人を紹介してみたり。とにかく全編にわたっておしゃれがふんだんに盛り込まれた一冊。こういうの全然嫌いじゃない、むしろ大好き。斜に構えて読み始めたけど、結局自分も心はすっかり珈琲女子になってしまってた。ここでしか認めない。口にも決して出さないけど。休日にでもゆっくり読み返したくなる。