雑誌
マガジンハウス
2014年6月発売
タバコを吸わなければ新聞も読まない。モーニングを食べたのなんて、いつだったか思い出すことすらできない。喫茶店再評価時代。ずいぶん身勝手な言葉だと思ったけど、ブルーボトルコーヒーの創業者が日本の喫茶店文化の魅力を語っているのを読んで、訳も分からずサードウェーブの波に押し流されていた自分はここだけでもう心が躍った。ただ、最近はそこからは抜け出して、少しは波を乗りこなせるようになりました。「行きつけの喫茶店を持つことで、人生はさらに豊かになる」。自分も何軒か見つけることができた。誰に自慢するわけでもないけど、こんなに幸せなことはない。
表紙と特集の面白さに惹かれてコンビニで購入。お決まりの長い間のパラパラ読書だったけど、ようやく本腰を入れて読破。東京のお店が多く紹介されてるのはしゃくだけど、「東京の喫茶店 名物メニュー図鑑84」では、お店だけでなくメニューで大別してここぞという名店をこれでもかと紹介。悔しかったけど圧倒された。平松洋子さんのエッセイや大坊勝次さんの対談もとても良かった。チェックしながら読んだけど、情報量多過ぎてとてもカバーしきれない…またこれで手元に残ることになるのか…