『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』

菊地敬一 

新風舎

2005年12月発売


元ヴィレッジ・ヴァンガード店員です!と言っても三ヶ月だけ。2011年にイオンモール倉敷にできたヴィレッジ・ヴァンガードイオンモール倉敷店の立ち上げに、オープニングスタッフとして参加した。そしてオープン当日。周りにいるスタッフの人には黙ってたんだけどヴィレッジ・ヴァンガード代表、菊地敬一さんの「菊地君の本屋」を密かに持って出勤していた。菊地さんにサインしてもらうために。だけど結局菊地さんは現れなかった。お店で働けたことには満足しているんだけど、ここだけは唯一いまだに心残りがある。 

 

岡山のサブカル系も充実の古本屋「ながいひる」で購入した一冊。もちろん、ヴィレッジ・ヴァンガードにもオープンの時から置いてあった。カオスな店内そのまんまの雰囲気が乗り移っているエッセイ。本のことを愛してやまない菊地さんの文章がワクワクして仕方なかった。「本を読んでお店で働いてみたいと思いました」。言ってみたかったな。ほんと、これができなかったのが心残りだ…

 

 

『本の街あるき NO. 68』