『ケトルVOL.54』

大型本

太田出版

2020年6月発売


職場と実家とスーパー。たまにマックやすき家でテイクアウト。あとはコーヒー豆の調達くらい。電車もバスにも乗っていない。ここ三ヶ月、半径2キロ圏内をぐるぐるぐるぐる。お知り合いの方がイラストを描かれているというのをツイッターで知って近所の本屋を奔走。二軒ハシゴしたけど売り切れ。ソーシャルディスタンスを確保するためにアマゾンで注文。正しい流れ。

 

ウイルスを擬人化してはいけない。テレビ番組の中で研究者の方が仰っていたけど、この雑誌もウイルスを擬人化してはいない。特集、みんなの大好き。コロナが起きてからの過ごしかたをあくまで淡々と、メディアを生業に仕事をする人たちがそれぞれ楽しそうに披露してくれている。確かに制約は多いけど、今までとは違った楽しみかたや発見があったのも紛れもない事実。今日を忘れない為の特別編集号。事態が終息する前に世に送り出した意味はとてつもなく大きい。現状をどう思うかを沢山の人とシェアすることができたし、まだ観たことも聴いたこともない、本や映画や音楽などの情報も沢山ストックすることができた。数年後にどんな気持ちで読み返すんだろう。不謹慎かもしれないけど、今から楽しみだ。