『ケトルVOL.18』

単行本

太田出版

2014年4月発売


「新刊と古本を同じ棚に並べるというやり方がすごい」。フランスの書店の話。そっと置いていたら、古本じゃなくて新刊と判断されるだろう。それくらいに良い状態で長期間積読。どこで買ったのかを思い出す必要はなかった。ページを開いたら現れた鳥取の「定有堂書店」。ここで買った記憶が鮮やかに脳裏によみがえった。ブログ記事も書いていないのが、心から行ってみたいと思った確かな証拠。

 

旅に出るとスマホに目をやることは最小限にひたすら本を読み進めていくけど、誰かと一緒だと本を読むどころか開くことすらないことに気づいた。特集「旅に出たら本屋に行くのが大好き!」。全国津々浦々の本屋を紹介しながら、本屋周辺のお店も網羅。そこでどんな本を読むべきかまでガイド。数年経って読んでみたけど、旅のスケジューリングは全然色あせていない。そしてこれはひとりで旅に出たら俄然効果を発揮する。本誌後半、カルチャーに詳しい様々なジャンルの40人が、独自の目線でいま世の中で一番気になっているコト・モノを紹介「40人のここが気になる」。ここを読み終わるのに時間がかかった。内容は面白い、文章量の多さに苦戦したまでです。