『CASA BRUTUS特別編集 カフェとロースター』

ムック

マガジンハウス

2020年1月発売


いやいや、表紙の女の子の髪が長くなってるだけだし!傷むことなく前回の雑誌もたまに読んでるくらいだし。散々心の中でツッコミを入れていたけど、いざ本屋に入ってみれば、必死の形相でマガジンラックから見つけだそうとしている自分がそこにいた。出かける前に忘れることもなく「宮脇書店 アリオ倉敷店」で確実に購入。つるつるした表紙とざらざらした表紙。家に帰って並べてみたら、同じレイアウトの文章と写真が二つ。

 

文句ばっかり言っていたのは読み始めるまで。情報は差し替えられているし、新しい記事も満載。特集編集されるまでに二年すら経っていない。わざわざ行く前にリニューアルまでされていた東京、清澄白河の「ブルーボトルコーヒー」。大きく追加構成されていた「居心地のいいカフェ」。読めば読むほど理解が深まっていく。いろいろ出歩くようになったから皮膚感覚でわかる。フォースウェーブがやってきていないっていうより、サードウェーブが深化しているんだなということを改めて実感した。再読というカタチになった岡本仁さんの「ぼくのカフェ案内。」がやっぱり秀逸。カフェとロースターを目指して旅がしたい気持ちに改めて火が入った。

 

 

『本の街あるき NO. 128』