『あしたから出版社』

島田潤一郎 

晶文社 

2014年6月発売


岡山「古書五車堂」で購入した一冊。こんな本が入ったんですよと本書、紹介してもらいました。著者の島田潤一郎さんの署名入り。本のタイトルにも惹かれはしたんだけど、購入した動機は結構その場のノリ…だったんだけど、はっきり言って名著。すごい面白かった!今年読んだ本の中でも、特に心に残る一冊になったと思っている。 

 

あるとても大きな出来事がきっかけになって、島田さんはご自身で出版社「夏葉社」を立ち上げます。会社を立ち上げた人の本はたくさん読んできたつもりなんだけど、30代になって始めた会社、小さい頃からの夢でもない。成功させるという点では島田さんのビジョンが一番弱いと感じたかも…だからこそ、そこから会社を立ち上げて一生懸命に経営している姿にとても大きな勇気をもらった。一冊の本ができるまでのこともとてもよく理解できた。以前感想を書いた「本屋図鑑」が島田さんが作られていたこともわかって驚いたり。一冊一冊こだわりぬいた本作り。夏葉社の本、これからどんどん読んでいきたいな。