『なでしこ力』

佐々木則夫 

講談社 

2011年1月発売


まずは、ロンドンオリンピック出場おめでとうございます!熱狂的にではなかったけど女子サッカー、オリンピックもワールドカップも昔からずっと見ていた。佐々木監督のこともぼんやりとは知っていたし、この本が出たことも知っていた。ただ、本のサブタイトル「さあ、一緒に世界一になろう!」。そうなればいいなぁとはもちろん思ったけど、まさか本当にこんな結果になるなんて……!いまさらになって慌てて買った本書。読み始めるとまえがきに佐々木監督、こう書いていた「なでしこジャパンは世界の頂点に立てるのではないかと、僕は今、本気で感じている。」 

 

本は佐々木監督の06年になでしこジャパンのコーチに就任してから、11年のワールドカップに向かうまでの色々な考え方や思いがまとめられたもの。散々テレビで選手から「ノリオ」と悪ふざけで呼ばれていたり、家を出る前に鏡で鼻毛が出ていないかチェックするなど、色んなエピソードが披露されていたけど、それらに加えて佐々木監督のこれまでの経緯なども丁寧に書き綴られた一冊になっています。