岩田リョウコ
ガイドワークス
2017年2月発売
「コーヒーの本って、良いこと書いてる本しかないよな」。カフェの店主の方に言われてハッとなる…ほどではないけど、確かに妙に納得した。立て続けに良いことしか書いてない真面目なコーヒーの本を読み続けてきたので、そろそろ違う切り口でも読んでみたい。そんな風に探していたら、かなり風変わりな切り口の本が見つかった。パラパラ読んでみてもよくわかんないな…倉敷「喜久屋書店」で購入。とにかく読んでみる。
読み始めて、ようやく本の全貌が見えてきた。本はシアトル在住の日本人女性が執筆。「ちょっとブラック」とタイトルにも書いてある通り、確かにブラックユーモアが満載。それだけではもちろんなくて、コーヒーに関する豆知識もきっちり押さえてある。だけど、シアトル在住なのに妙にあの某有名コーヒーショップをディスっていたり、絵本のようなレイアウトだったり。日本で出版されたコーヒーの本とはかなり質感、感覚が違っている。やっぱ日本人ってマジメなんだろうな…この本を読んでたら、もっと気楽で気軽に適当にコーヒーを楽しみたくなった。近いうちにスタバに行きます。