『47都道府県女ひとりで行ってみよう』

益田ミリ 

幻冬舎 

2011年4月発売


休日、家にいたくない。数年前までこんなことを言う人の気持ちが理解できなかった。接客業をしていたので、とにかく休日には人と会いたくなかったから。でも30代に突入してその考えは一気に変わった。とにかく外に出て色々な経験がしてみたい。丸一日、家にいたくない。将来のことを真剣に考えた時期もあったので、お金に対して異常にシビアになってた時もあったけど、とにかく今はアクティブに色々行動したいと思っています。 

 

「オレの宇宙はまだまだ遠い」で知った、益田ミリさんの旅エッセイ。02年から4年かけて全国47都道府県をひとり旅されたときのことが書かれています。読書メーターの他の方の感想を読んだり、自分もそれを感じて読むのをいったん中断したりしたけど、「恥ずかしいのであきらめる」「まったく興味がわかない」など、益田さん所々でちょいちょいネガティブ。けど後半は劇的にじゃないけど、自然に益田さんがひとり旅を満喫してる感じが伝わってきたので安心して読めた。プライスレスではもちろんないけど、この本を読んで今の自分の気持ちは確実にモノより思い出にシフトしている。