『競馬の血統学 母のちから』

吉沢譲治 

日本放送出版協会 

2003年3月発売


競馬ゲーム、ダービースタリオンの影響で、中学生の頃から競走馬の血統表を眺めるのが大好きに。でも最近はあまり血統表を眺めることがなくなった。それは言わずもがな、ディープインパクトを始めとするサンデーサイレンスの子供たちばっかりが競馬場を走っているから。「競馬の血統学 サラブレッドの進化と限界 」の続編になるこの本。前著が父系の馬に注目したのに対して、今回は母系に注目して色々なエピソードが沢山紹介されています。それにしても今回も吉沢さん、競馬ファンが身近に知っている日本の馬を話に織り交ぜる構成の仕方が本当に上手い!遡れば必ず行き着くにしても、昔の競馬の歴史も興味深く、詳しく知ることができた。 

 

さて今週末は天皇賞。前哨戦の大阪杯を半年ぶりに豪快に勝ってみせたキズナ。しかも先週末に放送された「情熱大陸」の影響でおそらくオッズはギャンギャン下がりまくることでしょう。配当に関係なくキズナには勝ってもらいたい、この傾向は良いと思う。自分も応援馬券買おう。ただ、またもやサンデーの子供が勝つかもしれないことになるわけだけど…