『快食快眠快便』

文庫

文藝春秋

1990年12月発売


年末の繁忙期を乗り越えたことに気が緩んでの悪食からの下痢に嘔吐。人生初めての胃カメラと大腸内視鏡検査を受けたのがちょうど一年前。去年の教訓が多少は効いているのか、今年は真っ赤なモノをしなくて済んでいます。食事は仕事のときは一食、でも家に帰れば丼飯を二杯はペロリ、筋トレともども少食のルーティーンを今年は取り戻そうと考えているところ。睡眠だけはもう完全に自分のスタイルを確立。休日仕事を問わず、毎日規則正しく取れていると思う。怪食快眠回便といったところ。自分の場合は。

 

どこで買ったのか思い出せないほど積読してしまっていた。食事睡眠大便。失礼…この三つの事柄について、著名人76人が活き活きと語り倒した一冊。三つ目を一切語ろうとしない紳士や女子がいるかと思えば、徹底的にここだけを掘り下げる人間もいたり、もうこの時点から趣味趣向がハッキリ別れているのが面白い。そもそもの初出は50年前。文庫には20年後の著者の近況が書かれているのも興味深い。トライアングルのように、一つが乱れるとすべてが狂ってしまうのは諸先輩方の身をもって体験した爆笑話を頂戴してよくわかりました。こうならないように気をつけよう。