『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』

佐藤ジュンコ

ミシマ社

2015年5月発売


コーヒーと一冊。どこの本屋、取り分けセンスの良い本屋ではよく見かけたこのシリーズ。興味はずっとあったんだけど、まだ一冊も手に取ったことはなかった。コーヒーと一冊。ごめんなさい。コーヒーのことを書いてる本が一冊もないとか勝手に思ったりしていた。「読み切る感覚をもう一度」。コーヒーを飲む間に読めてしまう本。なるほどそういうことか!

 

最近よく利用させてもらっているカフェに置いてあって読ませてもらいました。仙台在住、書店員からイラストレーターになった佐藤ジュンコさんのひとり飯な日々。上手く言葉にできないんだけど、この方の書く幸せな表情が好き。昔の漫画なんかでよく見かけた、幸せを越えた時に出る表情。なんか見てると泣けてきた…みんなとワイワイ言いながら食べるのも楽しいけど、ひとりで出かけて、お店の人と話しながら食べるのも楽しい。仙台にお住まいだから、もちろん主に仙台のおいしいごはんやお店が出てくるんだけど、こっちだって負けてられない。新規開拓、また行きつけのお店に行きたくなった。手元に現物がないんで想像力で感想書き。また読みたい。今度本屋で見かけたら絶対自分のモノにする!

 

 

『本の街あるき NO. 56』