『座敷女』

望月峯太郎 

講談社 

1993年7月発売


ゾンビ、ジェイソン、エイリアン。フレディ、フランケンシュタインにキョンシー…世の中にはいろいろな怖い奴がいるけど、あんなもん彼女に比べたら屁でもねー。「バタアシ金魚」、近年では「ドラゴンヘッド」などでも大ヒットを飛ばした望月峯太郎先生のホラー漫画作品。日本独特のジメジメ湿気を帯びた空気感、一気に持っていかない真綿で首を絞めていくようなジワジワくる恐怖感、最初から最後まで終わった後も得体がはっきりしない後味の悪さ…いろんな「怖い」が世界にはあるけど、日本のホラーが絶対世界一タチが悪い!!そして、この漫画はちょっと…この怖さは下手したらトラウマになりかねないです。漫画の主人公は大学生のひろし。深夜異常にノックされている隣の部屋、気になってドアを開けてみると、そこにはロングヘアにロングコート、両手に紙袋とボストンバッグを持った大女が立っていた……… 

 

ドアの覗き穴から始まって、子供心にこんなとこにお化けや幽霊がいたら怖いなと思ってたようなシチュエーションが嫌でも本気で多数満載!読めば体感温度が確実に下がること間違いなし。別に無理におすすめはしないです。