『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』

石田淳

青春出版社

2015年4月発売


香川の「ジュンク堂書店」で購入。外出する時は用意周到。上手く時間をコントロールできるようになったと思うけど、問題は出かけることのない、家で過ごす今日のような休日。それから、仕事から帰っての時間。当然、仕事中の時間も。どうにも、まだ満足に使いこなせてるとは思えない。年明けから改善したいとずっと思っていた。ピッタリな本を見つけました。

 

「「頑張る」とか、「一生懸命」とか、「なるべく」といった曖昧な表現は、徹底的に排除されなければなりません」。忙しくなれば我を忘れて、気付けば根性や我慢でなんとかしてきた自分はちょっと、という感じで面食らった。アメリカ元大統領やマイクロソフト、世界一多忙な人が時間を作り出せている実例などを巧みに紹介して、一般の人に時間がないとは言わせないという状態に、本の中で文章を筋立てて迫ってくるのも、ズルいし上手い。時間だけじゃなく、モノを片付ける技術も論理的に記された便利なこの一冊。騙されたところで、現状より悪くなるとは到底思えない。「その時間」を作り出すまでは何度も読み返すつもりです。

 

 

『本の街あるき NO. 44』