『路上スナップのススメ』

森山大道、仲本剛

光文社

2010年8月発売


旅どころかちょっとした外出なんかでも、カメラを持たずに出かけるなんてもう考えられない。インスタグラムをこんなに楽しむようになるとも思わなかったし。「国道や線路の脇に連なる街並をチラッと垣間見たときに、嫉妬に似た感情がわく」。ズブの素人なんだけど、目的地に着く前の車内で同じ感情が何度もわいていた。本は神奈川の「箱根本箱」で購入。先日読んだばかりのポパイでも紹介されていた。これでちゃんとサマーリーディング。

 

読み方はわからなかったけど、なんとなくのお名前のイメージから、スマホやデジカメで見様見真似に撮っている自分のような人間なんかはとてもじゃないけどお呼びでない…なんて思っていたら、デジカメを使われている。それも一眼レフや大型カメラでもなく、コンデジで軽快に撮っているので驚いた。それを知ってからは、あっという間に急接近して熱心に熟読。と言っても、本は一日で読めてしまうくらい、コンビニエントで手ごろな内容。まるで優しい禅問答。読み返す度にその都度、新しく気づかせてくれることがありそう。「何でもよく見てすべて写せ」。ますます路上スナップを撮りたい衝動に駆られています。

 

 

『本の街あるき 2020年1月 ❷』