『マチボン』

雑誌

エス・ピー・シー

2018年3月発売


大歩危小歩危を子供の頃に車の中から見て、無性に寂しくなった記憶が未だに残っている。桂浜の海岸を歩いていたら家族全員波に呑まれて、ずぶ濡れになった経験があったり。とにかく高知に対する印象に良いものが全然なかった。けど、そんなものはとっくに過去のお話。本当に久しぶりにじっくり訪れてみてよくわかった。とにかく高知が楽し過ぎる!特に最近は、はりまや橋周辺がお気に入りになった。彼女からもらった一冊。

 

まず本の構成が素晴らしい。長居できない県外の人間には嬉しい、高知中心地の雰囲気のとても良いお店をこれでもかっていうほど、まずは前半に配置。はりまや橋周辺を集中してピックアップしてくれているのも凄く嬉しい。後半は四万十川など、ちょっと遠方に足を伸ばさないと行けない。でも確実に行ってみる価値はありそうな、一癖も二癖もありそうな個性的なお店をずらり紹介。四国を拠点にされているミズモトアキラさんの文章も実際に行ったから共感できて、とても楽しい。読み応えもあるけど、本のサイズはコンパクトで携帯仕様。高知に行くときは肌身離さず必ず持ち歩きます!

 

 

『本の街あるき NO. 86』