雑誌
マガジンハウス
2015年4月発売
睡眠と早起き。もうなんか最近はこの二つに取り憑かれてしまっているような気がする。加えて取り入れている少食。仕事のある時は朝食は食べない、コーヒーを一杯だけ飲んで出社。だけど、さすがに休日まで徹底するほどストイックな人間じゃない。朝早くから開いているお店があったり、休日にふらりと出かけるにはとても良い口実。朝食目当てで出かけることが多くなりました。
30年間食べ続けているベーグルとミルクティー。ピーター・バラカンさんの朝食。例えばこれが夕食だともちろんおかしいだろうし、昼食だとしてもそれほどときめかない。これから動き出すことを疑似体験できるからか。半日断食で白湯だけの人や、朝からガッツリ握り寿司を食べる人まで。好きな朝食の話を聞いてるだけで幸せな気分になってくる。そのぼんやりした不思議な朝食の魅力を、松浦弥太郎さんや岡本仁さんがエッセイで語ってくれているのも嬉しい。外に食べに行くのはもちろんよし。家で手軽に作れる朝食のレシピも載っているので、どっちにしたって重宝する一冊。見応えは充分、だけど読み応えも充分。雑誌は眺めるだけのものじゃなくて読むものです。