内沼晋太郎
朝日出版社
2013年12月発売
アマゾンで購入。「毎日更新する」「黒字経営です」。所々読んではいたんだけど、先日読んだ糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞の本」でも同じことが書かれていて思わず興奮してしまった。今度は本腰を入れて読了。ブックコーディネイターの内沼晋太郎さん。最近では東京・下北沢にオープンした、ビールが飲めて毎日イベントを開催する「本屋B&B」の経営でも話題の人です。
変化している本を取り巻く現在と、「本屋B&B」が仕掛ける様々な仕事。想いは強いけど内沼さんの冷静な視点で見る、本の周りで起きている話を読んでから、実際の運営エピソードを読むと、二つが辻褄が合っていて、有機的に作用していることがとてもよく伝わってきた。「クリエイティブがイニシアティブをとって仕事ができないか」。糸井さんが本の中で言われていてすごい心に残っている言葉なんだけど、ほかにも同じことができている人がいるんだと知って途端に嬉しくなった。「本の未来は明るい」。きちんと現場で結果も出したうえで、堂々と宣言してくれた人が現れたのは素晴らしいことだと思います!本の未来を明るくするノウハウがたっぷり詰まった一冊。