『ロッキング・オン天国』

増井修

イースト・プレス

2016年5月発売


ボクシングのファイティングポーズをとるリアム。オアシスのデビューアルバム「ディフィニトリー・メイビー」。国内盤の解説を書いていたのがこの人だった。「UKロックを異常に盛り上げてるやつがいる!」。自分もこの祭りにまんまと乗せられた一人。全く悪い気はしないし、むしろこんな神輿を担がせてもらったことに感謝しています。

 

「90Sの「ロキノン」が確かに持っていたプレゼンスが失われてしまったのは何でなんだろう!?」。名古屋の「ヴィレッジヴァンガード本店」でPOPを見た瞬間、ハッとした気持ちになって慌てて購入。あれほど毎月買って、ブックオフでバックナンバーを見かけては手当たり次第にレジに持っていって貪り読んでいたのに…「ロッキング・オン」がいちばん売れていた時代。当時の編集長だった増井修さんの著書。ブラーにオアシス、ストーン・ローゼズにニルヴァーナ。目から火が出るほどのアーティストが確かにずらりいたけど「プロレスを音楽業界に持ち込んだ」。歪曲じゃない、面白おかしく変換する力が当時は抜群にあったことをこの本を読んで痛感した。昔は良かった…では終わりたくないので、今度ロッキング・オン買ってみます。

 

 

『本の街あるき 2017年8月 ❶』