『「今泉棚」とリブロの時代』

今泉正光 

ポプラ社

2010年9月発売


書店員の苦楽を見事に紹介した田口久美子さんの著書「書店繁盛記」。その中で度々文章に登場してきた書店員、今泉正光さん。田口さんと同じ時期の1970年代にキディランド、西友で勤務。その後リブロなどでも勤務されています。拝見したことは当然ないんですが、一つのキーワードを元に様々なジャンルの本をクロスオーバーさせて今泉さんが選書して並べた、「今泉棚」と呼ばれる本棚は今では伝説にもなっているみたいで。 

 

去年は確か図書館にあったはずなのになくなっていた。登録もなくなっていて。なのでアマゾンで購入。本は評論家・翻訳家の小田光雄さんがインタビューと構成をされていて、今泉さんがお仕事をされた長野県にある書店、平安堂のカフェで数時間話した記録だそう。あくまで私考だけど。書店のみならず、こういう個性的な販売員の人がどんどん少なくなっているような気がしています。お店を活性化させていくには絶対に大事にしていかなければいけない人たちなのに…販売員の人にもっと自由と希望と未来を!