『荒野のグルメ』

久住昌之、土山しげる 

日本文芸社 

2015年4月発売


新刊書店で購入。本屋で買おうと思ってた漫画が見つけられなかったことを以前書いたのだけど、今回も危うく店内でワンクリックするとこだった。いち消費者の意見だけど、出版社では本を探すのは正直自分には困難。なるべく本屋さんにお金を落としたい。なんとかならないものでしょうか。 

 

男臭い表紙。外国が舞台の漫画か?いや、もうだまされませんぜ久住さん!「野武士のグルメ」できっちり免疫がついた。メキシコでもアメリカでもなくて、舞台は完全に日本。主人公の職業もカウボーイではなくて、営業課長のサラリーマン。一話完結で主人公が行きつけの酒場で過ごす様子がとても魅力的に描かれています。この一冊の合間に主人公のキャラがだんだん固まってきたのも頼もしいところ。「野武士のグルメ」と同じく、どこにでもありそうな居酒屋、どこにでも出てくるような料理が沢山登場してくるのもとても良い。読んでいると思わず、自分も荒野のオアシスに向かいたくなった。