大原扁理、死後くん
太田出版
2016年7月発売
元旦早々、ミスをやらかしてしまいました。非を認め、反省もした。後処理をしてくれた人にもきちんと詫びた。にも関わらず、帰り際に感情的に追いつめるように、クドクド注意してきた上司。なんで元旦に…もういい加減疲れた…激務でどうでもよくなっていたのもあって、もう辞めたい!思わず、ぶちまけてしまった。最悪の気分で帰宅。風呂にも入らず、一心不乱に読み始めた。岡山の「丸善」で購入していた一冊。
真綿が水を吸うように。もう、本に書かれていること全てが、自分の中に深く入り込んでいった。ほどほどに仕事をして、毎日楽しく暮らしたい!週休5日で生活する、大原扁理さんの東京ハッピーライフ。就職しないで生きるには的な本は、これまで沢山読んできたけど、その中でもこれは頂点の部類に位置する。「死ぬまで見つからなくたって、別にいいじゃないですか」。特筆したいのが、ダメになれとも言ってないけど、そこから羽ばたけとも言ってないところ。この空気に心底救われた。元旦の出来事は数日経って結局、軟着陸という形で決着。しこりは残さないけど、絶対忘れない。自分の今後のハッピーライフの強力な布石にしてやるつもりです。
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