『TOKYO本屋さん紀行』

単行本

玄光社

2012年11月発売


あると思ったアマゾンに購入履歴がない。感想も書いていないので読んだかどうかもわからなかったけど、読んでいる最中に思い出した。本に載っていた「COW BOOKS」の店内写真を見て感動して、実際に東京に行った。後半まで読み進めていったら、読んだことのある文章も見たことある写真も次から次に出てきて、結局一度読んでいることも自分の中で判明した。書き下ろしエッセイを寄せている石田千のことは知らなかったけど、最近著書を読んだので新たな発見に。再読した甲斐があった。

 

タイトルもタイトル通り、東京の本屋を紹介した一冊。「本屋としては10年なんて、まだまだ駆け出しです」。そう言われていた本屋のキャリアも10年以上を積み重ねている。品揃えや個性的な本屋だったら、岡山だって他の街だって、もう見劣りしない時代にはなった。それでも未だに片道三時間を費やしてまで行く価値のある本屋が東京には沢山あるということも思い知らされた。読み終わってみれば、一度行った本屋にはまた行きたくなったし、まだ行ったことのない本屋も含めて完全コンプリートもしたくなった。やっぱりこういう本が好き。やっぱりこういう本屋さんが大好き。

 

 

『本の街あるき NO. 2』