雑誌
マガジンハウス
2016年2月発売
「俺だってやりたくてやってる仕事じゃないし!!」。完璧に理不尽に家族に当たり散らした、あの年末からあっという間に7年。ひょんなことから始めた今の仕事。相変わらず一生続けたいという気持ちは芽生えてこない。表紙の色合いと、あと手触りに惹かれたから本屋で買っているはず。記憶は曖昧だけど、ちょこちょこつまみ読みだけはしてた。ある意味もう再読に近い。今回は本腰を入れて。
特集、仕事とは?番台で寝泊まりする銭湯番頭。福岡に移住したラッパー。路頭に迷っていたバーテンダー。慰謝料を持って渡米したピザ職人。踊るように掃除をする宿主。様々な仕事を手軽に一度に知ることができたのは、何かを考えるにはもってこいの一冊だった。登場してくる人は20代、30代が大半。雑誌を読みながら検索してみれば、変わらず仕事を続けている人もいれば、辞めている人もいた。まだまだ試行錯誤の途中。だからなおさらに現在進行形の生きた言葉がそこら中に転がっていた。特集自体の読み応えもなかなかのものだけど、後半のコラム群も相当にボリュームがあった。雑誌はぱらぱら眺めるだけのものじゃない。きちんと読めば確かなインプットがある。
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