『読書について』

ショウペンハウエル

岩波書店

1983年7月発売


とめどなく睡魔が押し寄せてくる。鼻水と涙で顔がグジュグジュ。横になりながら読んで、そのまま寝ずに済んだことも一度もなかった。200年前のドイツの哲学者、ショウペンハウエル。原著はおろか、ドイツの本すらまともに読んだことがないので、とにかく流れにまったくついていけない。面白いんだろうなというポイントも、どこかはなんとなくわかる。だけど、周りに合わせて笑うだけで、最後まで本音で笑えませんでした。無知なのが悔しい!

 

読書ができる温泉。香川の「仏生山温泉」で購入。他の本を持ち込んだので、温泉では読まずに退散。150ページ読むのに費やした時間は一週間。こんなの読んでたら、湯船でのぼせて、ぶっ倒れてしまっていた。タイトルに惹かれて購入したものの、言葉の限りを尽くして、非良心的な三文文筆家をばったばったと情け容赦なく切り捨てる!本のメインディッシュは著者の大立ち回り。なのはわかるんだけど、いかんせん、この悪者たちがどんな悪さをしてきたのか見てないから、自分の中でカタルシスが一向に生まれてこない…無知な自分でも、わかる範囲で思わずメモした箇所がいくつも。確かにここからは名著の匂いがした。

 

 

『本の街あるき 2017年1月 ❶』