『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』

北尾トロ 

風塵社

2007年6月発売


オンライン古本屋「杉並北尾堂」の店主としても、ネット古書店業界では早くから注目を集めていた北尾さん。何冊か出ている北尾さんの古書に関する本の中の一冊、図書館に単行本があったので借りて読んでみた。今までに読んだ本でも何度か思ったことがあったんだけど、文庫は手頃な値段だったりサイズだったりするけど、紙の質感とか文字の大きさとか単行本の方が好きなことが多いです。

 

本は北尾さんが仕事のついでや、仕事の合間の休みを利用して遠征した全国津々浦々の古書メインの旅の様子がレポートされたもの。個人的に身近なところでは岡山・倉敷の「蟲文庫」や、これまた以前感想を書いた岡崎武志さんの「女子の古本屋」で紹介されていた仙台の「火星の庭」や、神戸の「トンカ書店」が旅の途中に登場してきて妙に心が踊った。ぶらぶらしてるようで割としっかり掘り出し物も見つけている北尾さんの古書巡りの旅。ぜひとも自分もマネしてみたいです。