『ひとり旅ひとり酒』

太田和彦 

京阪神Lマガジン 

2009年11月発売


先月行った香川、高松にある灯りと雑貨のお店「TOUCA」で購入。「旅の灯」というフェアをされていて、まさにそんな企画にぴったりの本が置かれていた。居酒屋の伝道師と言えば「酒場放浪記」の吉田類さんがこの世界では一躍時の人になっているけど、グラフィックデザイナーであり作家の太田和彦さん。ウィキペディアを見たらこの人が今の居酒屋番組の先駆者だそうで。大変おみそれいたしました。 

 

この本をフェアに出品されたのは岡山にある「451ブックス」だと思うんだけど(本にビニールカバーをかけてくれているからすぐわかる)、相変わらずこのお店の選書はすごいと痛感させられた。旅の本ということばかりか、西日本に絞って選書してくれたのもとても嬉しい。バー、居酒屋、コーヒーに美人美女(お世辞抜きで本当に沢山登場)を太田さんの紳士で愉快な文章と共に存分に楽しめる一冊。岡山どころか倉敷でさえもまだ全部のお店行けてない…太田さんには長い間ひとり旅ひとり酒のガイドをしてもらうことになりそう。街歩きが俄然楽しくなること請け合いです。

 

 

『本の街あるき NO. 1』