『老人と海』

ヘミングウェイ 

新潮社 

1966年6月発売


積読本消化。岡山「古本ながいひる」で購入。なんとなくは知っていたけど、ヘミングウェイ。この作品に興味を持ったきっかけは漫画「バーテンダー」。一晩にフローズン・ダイキリを12杯。ヘミングウェイのぶっ飛んだ飲酒エピソードも交えつつ、本の全体像も知ることができました。 

 

花崎一夫さんの「今宵も大人はバーで癒される」を読んだ勢いを付けて、えいやっと読了。八十七日間不漁が続いた後に海にまた漕ぎ出すというシンプルなストーリー。登場するのはほんとに本のタイトル通り、老人と海。漫画で大筋の流れを知ってるところに海外文学独特の言い回し…薄い文庫本ながら、なかなかに苦戦していたんだけど、終盤にかけて漫画では紹介されなかった展開が炸裂。一気に目が覚めた。「人間は負けるように造られてはいない」。感想を書く原動力になった。ワールドカップ、なでしこジャパンの敗戦と最後まであきらめない粘りを見て。「日はまた昇る」。この本もリオ・オリンピックまでに読んどかないと。