『仕事するのにオフィスはいらない』

佐々木俊尚

光文社

2009年7月発売


「100年に一度」と言われている今回の大不況は、私たちの生活に大きな影響を与えつつあります…リーマンショック以降、100年に一度と言われている大不況が、もう最低二度は起きてしまった。予言書なんて言いたくはないけど、テレワークという言葉が飛び出してきてゾッとした。感染症という言葉まで…

 

予言書を積読するという罰当たり。大阪は天神橋商店街の中にある「栞書房」で数年前に購入。スマホはまったく使いこなせていなかったし、クラウドなんて使ったこともなかった。すぐに読んでいたとしても、当時は書いてあることが理解できなかったかもしれない。ここにきてようやく内容が理解できた。「ノマド」というのがなんたるものなのかという、表面的なビジネス本かと思っていたら、著者自身がスマホとクラウドを変幻自在に操る、ハイパーノマドワーカーだったから驚き。フリーランスでやっていくための最重要なメンタル管理も、完璧な理論で完全に論破。これで集中力とリラックスのコントロールができた充実した生活が送れるようになったし、ノマドワーキングだっていつでも始められる!さすがに…さすがにもう危機意識は生まれたから。さすがに準備しよう。

 

 

『本の街あるき NO. 8』